2026年ヴェネト州不動産市場
平均価格:約2,950€/㎡、前年比+2.4%
ヴェネト州の平均価格は約2,950€/㎡で、前年比+2.4%の上昇となっています。この活況は経済、大学、観光の魅力によるものです。
実際には、リノベーション済み、エネルギー効率が高く、交通の便が良い物件により強い需要があります。リノベーションが必要な住宅もチャンスですが、工事費用を想定しておく必要があります。
- 歴史的中心地や交通の便が良いエリアで需要が旺盛 🚆
- 家具付きの小規模物件や魅力的な物件が人気
- リノベ済物件と改修要物件の価格差が拡大
注:Green Acresのデータによると、「セカンドハウス」向け予算は非中心部では中心市街地よりかなり低めで、アート都市、海岸沿い、内陸部の間で格差が拡大しています。
ヴェネツィアは依然最高値:平均5,800€/㎡
やはり、ヴェネツィアが平均5,800€/㎡で突出しています。セスティエリ(地区)、建物の状態、交通アクセスの近さで違いがあります。
- 強み:希少性、文化遺産、安定した国際需要 🌍
- 注意点:築古物件、湿気対策、短期賃貸の規制
- 購入のコツ:GiudeccaやMuranoなどアクセスの良い島を狙うとコスパ良好
国際需要については、ヴェネツィア県では通常の近隣国以外からも関心があり、外国人リクエストの27%がポーランド、14%がスイスからで、平均予算はそれぞれ230,000€で193㎡(約1,192€/㎡)、320,000€で261㎡(約1,226€/㎡)。これらは県全体(土地部分と島)平均で「ヴェネツィア中心部」価格ではありません。
州内各県で多様な市場
ヴェローナとパドヴァ:国内外強い需要
ヴェローナとパドヴァは雇用拠点、大学都市、文化観光のバランスで需要が高い。特に立地の良いアパートは人気です。
- 中心地や駅近エリアが特に人気
- 学生、ビジネスマン、観光客による賃貸投資も活発
- すぐ貸せるリノベ済み物件が好まれる
需要指標:ヴェローナはリクエストの大半が国内(イタリア32%)、80㎡で260,000€(約3,250€/㎡)。パドヴァは国内35%、138㎡で218,000€(約1,580€/㎡)。
ヴィチェンツァ:安定性と質の高さ
街は安定成長と、良く管理されたマンションや個性ある住宅という質の高い供給で際立っています。
- 工業地帯で働く家族・ビジネスマンの需要
- 屋外スペースやエネルギー効率の良い物件が評価
- アクセス良好だが観光地ではないエリアもチャンス
需要プロファイル:ヴィチェンツァには外国人の顕著な動きはなく、国内主体の市場です。セカンドハウス需要は110㎡で163,000€(約1,482€/㎡)。
農村部と海辺地域
アドリア海沿岸:ジェーゾロ、カオルレ、キオッジャ
ジェーゾロ、カオルレ、キオッジャなどの海辺リゾートはセカンドハウスや季節投資として人気です。🌊
- 季節波動が大きいので賃料・稼働率見積もりが重要
- 中心地に近いほど売却しやすい
- ビーチアクセス、駐車場、管理費や気象リスクも要確認
ジェーゾロの例:セカンドハウス需要は114㎡で109,000€(約956€/㎡)。海辺に近いほど予算は上昇。
プロセッコの丘陵地:ワイン・農家再生物件
プロセッコの丘では、リノベ農家や石造り住宅、ワイン農園が住まい・アグリツーリズム用として人気です。🍇
- ブドウ畑の権利・サーヴィチュード・水源などに注意
- 土地と農業建物の維持コストを想定
- 農家民宿やワイン試飲、ワインツーリズムで価値向上の可能性
2026-2030年の傾向
国際観光で安定成長
国際観光客の増加と交通インフラ強化(空港・鉄道)が需要を支え、特にアート都市や海岸で顕著です。✈️
- 人気立地・交通至便は長期間高値安定
- 省エネ重視の高品質リノベーションが増加傾向
- 「オーバーツーリズム」に対応した賃貸規制にも注目
農村・ワイン資産の付加価値化
農村部の資産が注目を集め、オーセンティシティや副収入(アグリツーリズム、イベント、直売)が魅力に。
- 広い土地や多目的物件への関心が高まる
- 可逆的リノベーションや地元建築様式の尊重
- ワイナリー計画の場合は技術・法務サポート推奨
ヴェネトで購入するための実践アドバイス
予算、デューデリジェンス、税務
購入価格以外にも諸費用や税金分の追加予算を準備しましょう。事前の技術・法務チェックで安全な取引が可能です。
- 購入・登記費用:専用予算を見込む
- 診断書、エネルギー性能、都市計画適合性の確認
- 現地税制(土地税、ごみ税)や狙う賃貸方式も要チェック
立地と資産価値戦略
価値の決め手は住所。交通、サービス、建物品質で時流を超える資産を。
- まずはマイクロ立地に着目:交通、学校、商業施設
- 物件状態:良質なリノベ済にプレミアがつく
- 購入時から出口プランを意識:流動性・売却ターゲットも想定